第一節 褒賞及びその方法

 

第二百二十四条 僧侶及び檀信徒の善行に対しては、褒賞を行なう。

第二百二十五条 僧侶に対する褒賞は、次の五種と定める。

 一 特典 大漫茶羅の授与  二 昇格 上人号、院号又は阿闍梨号の免許

 三 昇級 僧階の昇級  四 物品授与 袈裟、法衣等の授与

 五 褒詞 賞状の授与

第二百二十六条 檀信徒に対する褒賞は、次の四種と定める。

 一 大漫茶羅授与  二 日号授与  三 物品授与  四 褒詞

第二百二十七条 僧侶にして次に掲げる各号の一に該当する者には、褒賞を行なう。

 一 国家又は社会人類に対して、福祉増進の功顕著な者

 二 公共又は宗門の事業に裨益(ひえき)した者

 三 宗義を宣揚すべき一大著述をした者

 四 学術又は徳行が世の模範となる者

 五 堂宇又は会堂を新築し、その他寺院又は教会の永続維持の方法を確立した者

第二百二十八条 僧侶にして次に掲げる各号の一に該当する者には、第二百二十五条第一二号乃至第五号の褒賞を行なう。但し、本条により既に褒賞せられた者、又はその功績著大な者に対しては、同条第二号乃至第五号の褒賞を行なう。

 一 寺院又は教会を新設又は復興した者  二 本堂又は庫裡を新築した者

 三 多年学林の教授に従事し、功労のあった者

 四 檀信徒の教化に特別の功績のあった者

 五 多年宗務及び布教伝道に尽力して功労のある者

大歓寺1


第二百二十九条 僧侶又は檀信徒にして、次に掲げる各号の一に該当する者に対しては、僧侶にあっては物品を授与し、檀信徒にあっては、日号又は物品を授与し、その功特に著しい者には、大漫茶羅を授与する。

 一 寺院又は教会の新設、新築又は改築等のため特別の尽力をなし、又は多額の浄財を喜捨した者

 二 浄財又は不動産を喜捨し、宗門永遠の基礎の確立に功労のあった者

 三 宗学生のため浄財を喜捨し、徒弟の養成を助けた者

第二百三十条 僧侶又は檀信徒にして、次に掲げる各号の一に該当する者には褒詞を授与する。

 一 興学又は布教に勉励した者  二 信行如法にして、堅く本宗の法規を遵守した者

 三 徳行優れ、他の模範となる者

第二百三十一条 宗務支院長は、その布教区管内の僧侶又は檀信徒に次に掲げる各号の一に該当する事由があると認めるときは、その者の氏名及び事績又は行状を管長に具申することができる。

 一 僧侶の褒賞又は懲戒  二 檀信徒の褒賞

第二百三十二条 褒賞を行なうべき善行がある者でも、他に懲戒すべき非行があるときは褒賞を行なわない。