■論破24・日蓮正宗の「信者から金銭を収奪している」実態を斬る6

 

□まだまだある日蓮正宗の信者からの金集め

 

日蓮正宗の信者からの金集めは、総本山大石寺参拝や末寺寺院での行事の供養金だけではない。

日蓮正宗の信者は、全員が末寺寺院の信者団体「法華講」に入っている。法華講は総本山大石寺に本部を置くという建て前になっていて、末寺寺院の法華講を「法華講支部」と呼ぶ。

この末寺の法華講支部が信者から一律に「講費」(こうひ)と呼ばれる金を徴収している。講費というのは、政党が党員から徴収している党費、労働組合が組合員から徴収している組合費みたいなものだ。信者から徴収する金額は、これが各末寺寺院の法華講支部によってマチマチであるというのが現状で年間で一人1万円を徴収しているところもあれば、一世帯6000円という徴収をしている所もある。

日蓮正宗の実働信者数30万人が、仮に年間で6000円の講費を支払ったとして、総額で18億円。このうち、ある一定の割合で、各法華講支部の世帯数に応じて、法華講支部の上部団体・法華講連合会地方部に上納金を納める。割合としては510%くらいである。

さらに法華講連合会地方部は、上部団体の法華講連合会に上納金を納めるシステムになっている。最終的に法華講連合会に入る講費は、18億円のうち3%くらいが入ったとして5400万円ということになる。

さらに日蓮正宗の信者は、法華講連合会機関紙「大白法」の講読を義務づけられている。この大白法なる新聞は月二回平均の年23回発行。(12月だけ1回のみ)一部100円となっている。

これを日蓮正宗の実働信者30万人が講読したとして、年間で69000万円の機関紙収入が、法華講連合会に入っていることになる。

まだある。

大石寺の日蓮正宗宗務院が出している月刊誌「大日蓮」という小冊子。これが一部300円するのだが、僧侶や寺族は全員が講読しているが、信者でこれを講読しているのはどれくらいか、となると、夏に大石寺で行われる夏季講習会登山に来る10万人ぐらいと推計すると、この「大日蓮」の収入が3 7000万円。

さらに日蓮正宗が対外的な論争などのために出している日蓮正宗謀略機関紙「慧妙」という新聞もあり、こちらは月二回発行の一部50円。これも日蓮正宗の信者のうち、10万人ていどが講読しているとして、「慧妙」の収入が12000万あることになる。

さらに関東の末寺寺院が出している月刊誌「妙教」という名前の雑誌もある。信者全員が講読しているわけではないが、「大日蓮」や「慧妙」くらいの売上があると仮定して、年間で3億円くらい。

金正男2(龍神ひろしのそっくりさん・金正男)