■論破79・僧侶は「謗法同座」して信徒には他宗寺院参詣を禁止している日蓮正宗の矛盾を暴く1

 

□日蓮宗現代宗教研究所・教学発表大会で日蓮正宗僧が研究発表していたのを知らなかった龍神ひろし

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(「アンチ日蓮正宗」に降伏宣言した龍神ひろしの妄言)

修学旅行コース中に神社仏閣の見学が含まれている場合は勿論ですが、スキーなどのスポーツ合宿型の旅行でも、「安全祈願」等と銘打って、宿の近隣にある神社や寺院(他宗)に参詣する予定が組まれている場合があります。結論から言います。修学旅行の行程とはいえ、こういうところにお詣りしてはいけません。…皆さんは神社などに見学目的で行くのはかまわないけれども、周囲の人達に同調して、手を合わせてはいけないということです。まして「合格」とか「恋愛成就」には、全く効き目はない、というよりも、叶ったとしても、それが不幸を招く原因になって行くのですから、決して信じて拝んだりしてはいけないのです。

(20121102日の楽天『自慰』ブログの日記)

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要するに、龍神ひろしの主旨、というか、「妙教」平成246月号の無断丸写しなのだが()、日蓮正宗の信徒は、他宗派の寺院・神社に見学に行くのはいいが、参詣してはいけない、と言いたいようです。何だか、いかにも、もっともらしいことを書いているつもりのようですが、これが大爆笑ものの大矛盾なのである。

それは、かつて日蓮正宗大石寺59世堀日亨は他宗他門流寺院に住み込み、他宗派の勤行を行った上で古文書調査を行ない、数多くの古文書を書写した。その集大成が「富士宗学要全集」134巻であり、「富士宗学要集」10巻である。

堀日亨の他宗他門寺院での古文書調査 これは、教師、住職になっていこう、堀日亨が行った古文書「調査」であって、所化僧が行う自行の「勉強」と同列ではない。堀日亨は、古文書調査を行うにあたり、身延山久遠寺、池上本門寺、北山本門寺、京都要法寺等々の他宗寺院に住み込み、日々、他宗他門の法衣を着て、他宗他門の勤行を行い、礼拝をした上で、古文書調査を行ったのである。 後年、堀日亨は戸田城聖に、他宗他門寺院に住み込んで古文書調査を行ったのは謗法だったと認めている。

堀日亨の古文書調査の業績は日蓮宗でも評価が高く、堀日亨は立正大学で自ら教鞭をとって、学生に教えている。これは大石寺66世細井日達監修の「仏教哲学大辞典」に載っている。

ちなみに、立正大学とは、日蓮宗直営の大学である。

もっと言うなら、大石寺17世日精の著書「家中抄」には、室町時代の大石寺法主である大石寺6世日時、8世日影、9世日有、12世日鎮が武州仙波(川越)の天台宗談義所(檀林)に入学して、天台宗の高僧から教学を修学したことが書いてある、

 

さらに今も日蓮正宗の教師僧侶で日蓮宗現代宗教研究所・教学発表大会に出て研究発表している僧がいる。それは堀部正円氏と長倉信祐氏の二人。二人とも大石寺67世日顕の直弟子であり、長倉信祐氏は、日蓮正宗宗務院財務部長・長倉教明氏の子息である。

日蓮宗現宗研・教学発表大会が行われている場所は、日蓮宗宗務院。日蓮宗大本山池上本門寺ですが。身延山久遠寺の身延山大学で行われることもある。現代宗教研究所とは日蓮宗の内部機関で、教学発表大会はもちろん日蓮宗の行事である。

日蓮宗の行事であり、プログラムの最初に「法味言上」と言って、日蓮宗の本尊に題目三唱してから、教学発表大会がはじまる。。日蓮宗の行事なのだから、当然、こういうプログラムがある。

大概、こういう場合は、日蓮宗の曼荼羅が祀られて、全員で題目三唱する。

当然のことながら、日蓮正宗僧・堀部正円氏と長倉信祐氏の二人も、他の日蓮宗僧といっしょに、日蓮宗の曼荼羅本尊に向かって、日蓮宗の「南無妙法蓮華経・なむみょうほうれんげきょう」と唱えたことであろう。

他宗寺院に住み込み、日々、他宗他門の法衣を着て、他宗他門の勤行を行い、礼拝をした上での古文書調査、立正大学の教授の一員として教鞭をとって学生に教えていること。日蓮宗の本尊を拝んでから日蓮宗現宗研・教学発表大会で発表することは、日蓮正宗で言う「謗法同座」であること明白である。

堀日亨の行跡、日蓮宗現宗研・教学発表大会での研究発表する日蓮正宗僧の行跡。謗法同座が「可」なら、当然、修学旅行の他宗寺院参詣は「可」となるはず。

堀日亨の行跡、日蓮宗現宗研・教学発表大会での研究発表する日蓮正宗僧の行跡・謗法同座を「可」としていながら、修学旅行の他宗寺院参詣を禁止するのは、明らかな矛盾である。

修学旅行の他宗寺院参詣を禁止するなら、堀日亨の行跡、日蓮宗現宗研・教学発表大会での研究発表する日蓮正宗僧の行跡・謗法同座は「否」であるはず。これが「否」なら、堀日亨や日蓮正宗僧が謗法同座を行っていながら、信者には、修学旅行の他宗寺院参詣を禁止しているという矛盾が発生する。これに驚いた龍神ひろしは、写真を見せろという。では写真をお見せしよう。

教学発表大会1





教学発表大会2


















このプログラムで教学発表する人たちは、それこそ日蓮宗の僧侶や信徒がズラリ。伊藤瑞叡氏とは、日蓮宗大本山本圀寺の次期貫首に内定している大物僧。影山教俊氏も、アンチ関係者の中では、かなり有名な日蓮宗の大物僧侶である。東佑介氏とは、過去の教学発表大会で、幾度となく日蓮正宗を批判する発表をしてきた人物。堀部正円氏と長倉信祐氏の二人が、日蓮宗の本尊に「法味言上」した上で、そういう人たちといっしょになって、教学発表をしているのである。

これでも堀日亨の行跡、日蓮宗現宗研・教学発表大会での研究発表する日蓮正宗僧の行跡。謗法同座は「可」で、修学旅行の他宗寺院参詣は「否」と言い張るのか。