■病的なソープランド遊びが祟って夫婦生活が破綻して一軒家を失った創価学会員

 

1980年代とは、日本が好景気・高成長の時代で、今とは比べものにならないほど、ハローワーク(当時は職業安定所・職安と言った)や求人情報誌には、求人情報があふれかえり、それこそ労働条件のいい仕事、会社はたくさんあった時代。だからポンタツ(仮名)も、いい条件の仕事を見つけた人は退職していき、また新たに新人が入ってくる、といったふうに、かなり社員の入れ替わりがあった。

それとポンタツ(仮名)では、1年に1回、社員旅行と称して関東甲信越近辺の温泉地へ行くバス旅行があった。これには社長以下、社員全員が参加する。温泉ホテルに着くと、社員全員で大浴場に入った後、宴会場で宴会があった。ポンタツ(仮名)の宴会では、まず社長の挨拶。取締役の音頭取りで乾杯。酒好きの社員が多かったため、宴会は大盛り上がりになる。

宴会の盛り上がりが佳境に達したころ、カラオケがはじまる。1980年代前半は、まだカラオケが普及しはじめたころのことで、今のような通信カラオケではなく、その前のレーザーディスク・カラオケのもうひとつ前の時代。係員がレコード盤を手動で出し入れしていた時代で、音楽のみのカラオケ。映像はなし。今は誰でもカラオケをやっている時代だが、あの当時は、カラオケを全くやっていない人、カラオケすら知らない人もたくさんいた。

またホテルの宴会場でも、カラオケを置いている所と置いていない所があり、まだカラオケがあった宴会場は、まだ少なかったころだった。また、たとえ宴会の席でも、公衆の面前で歌を唱う人など皆無。人前で歌を唱うというのは、プロの歌手がやるものだと思っている人がたくさんいた時代のこと。それで宴会でカラオケをはじめようとしたが、歌う人が誰もいない。

それで私がトップバッターで歌ったのだったが、少しアレンジして歌ったら、これが大うけにうけた。さらにこれにはオマケがついて、翌朝、同じ宴会場で社長以下、社員全員が朝食を食べる。ここで「昨夜のカラオケがよかったから、また歌ってくれ」となり、朝食の席でカラオケ。すると今度は、宴会場に座っていた数人の社員が、何と現金を投げ入れるというハプニング。社員旅行は、カラオケで大盛り上がりで終わった。

この社員旅行の宴会で席が隣になり、宿泊の部屋も同じだったのが、中本幸一(仮名)と下村康夫(仮名)。二人とも私より数ヶ月後に入社してきた社員で、下村はあの当時、35才くらいの妻子持ち。中本は25才くらいの若手だが、こちらも妻子持ち。その時は、全く知らなかったのだが、あとで二人とも創価学会員だとわかった。

下村は、真面目で、どちらかというと、おとなしい人柄で、物静かに喋る人。中本幸一(仮名)は、まだ若かったせいか、遊び好きの派手好き。ポンタツ(仮名)は、本社は東京N区にあったが、多摩地方、神奈川県、埼玉県、千葉県、北関東地方に営業エリア拡大をはかり、新規顧客開拓専門の営業マンを雇っていて、中本幸一(仮名)はその一人。中本幸一(仮名)も遊び好き・派手好きなだけあって、アルコールドリンク類も大好き。その場の雰囲気が盛り上がれば、雰囲気に呑まれて饒舌になり、いろんなことをペラペラ喋り出した。

歌舞伎町4 

 

中本幸一(仮名)に言わせると、新規顧客開拓といっても、毎日毎日、成果があがるわけではない。全く新規顧客が獲得できない日だってある。そういう成果が上がらない日は、昼間から東京・吉原、新宿、横浜・伊勢佐木町などのソープランドに入っていたなどと言っている。この中本幸一(仮名)という男は、大のソープランドファン。社会人になって就職してから、毎月欠かさずソープランド通いをつづけている、と言って自慢していた。あの当時は、ソープランドとは言わず「トルコ風呂」と呼んでいた時代である。

中本幸一(仮名)の自慢話は、それに留まらない。中本幸一(仮名)は、ソープランドに入ると、応対に出てきたソープ嬢を口説きまくって店外デートに連れ出し、店外のラブホテルでゴールイン。中本幸一(仮名)は、この手法で社会人になってから、たった数年の間に100人以上のソープ嬢を店外デートに誘い出して、肉体関係を持ったと自慢していた。その100人以上の関係をもった女性の一人が、中本夫人だった。中本夫人は、中本幸一(仮名)よりも10才以上年上で、前夫と離婚し、子どもが3人いた。それで生活費を稼ぐために夜の世界へ。そしてソープ嬢になり、中本幸一(仮名)と知り合った。その夫人が創価学会員だったというわけで、しかも中本幸一(仮名)との間に、子どもが出来て、二人が「できちゃった結婚」する。それで結婚をきっかけに中本幸一(仮名)も創価学会に入ったというわけである。中本夫人は、すでに子どもが3人いたので、4人めの子どもが、中本幸一(仮名)との間にできたということになる。

中本幸一(仮名)という男は、毎月欠かさずソープランド遊びが出来るほどの高収入を得ていたほど、なかなかやり手の営業マン。その高収入を元手に、東京都内に一軒家を購入し、夫人と子ども4人で暮らしていた。

しかし夫人は夜の仕事をしており、中本幸一(仮名)は昼間の仕事で、すれ違いが多い生活になる。しかも中本幸一(仮名)のソープランド遊びはほとんど病的になってしまっていて、結婚しても、ソープランド遊びをやめられず、依然としてソープ嬢と店外デート遊びをつづけていた。これに加えて子ども4人の面倒を見なければならなくなったわけだが、これを巡って夫婦で意見対立。

これで夫婦生活は実質的に破綻。中本幸一(仮名)は、自分で買い求めた東京都内の一軒家を飛び出して、ポンタツ(仮名)に入社し、ポンタツ(仮名)社員寮に逃げ込むように入寮した。

最終的に中本幸一(仮名)は夫人と離婚することになるが、東京都内に自分で買った一軒家を「慰謝料」がわりに夫人に譲渡。一軒家を丸ごと失ってしまうハメになった。しかも一軒家をローンで買っていたため、家のローンの支払いも、そのまま中本幸一(仮名)にのしかかった。実質的な慰謝料の支払いである。

さらにこれだけでは終わらない。中本幸一(仮名)と夫人の間には実子がいるわけだから、中本幸一(仮名)は夫人側に、実子の養育費を支払わなくてはならなくなった。これでかなりの負担が中本幸一(仮名)にのしかかることになった。