■遊びに狂って借金地獄・経済破綻して失踪した創価学会員と逃げられた創価学会員

 

病的なソープランド遊びに狂っていた中本幸一(仮名)は、夫人との結婚生活も早々に破綻。自分で数千万円で買った東京都内の一軒家を夫人に明け渡して、ポンタツ(仮名)社員寮に転がり込んできた。しかし中本幸一(仮名)は、一軒家を住宅ローンで購入していたため、社員寮に住んでいても、住宅ローンの支払いは残った。いわゆる慰謝料替わりということになるが、しかしこの住宅ローンの支払いだけで、毎月十数万円あった。

さらに前夫人との間に生まれた中本幸一(仮名)の実子が1人いて、その子の養育費が毎月数万円のこった。いくら社員寮で生活しているとは言っても、これだけでかなりの経済的負担になる。

しかも中本幸一(仮名)は、社会人になってからはじめたソープランド遊びが、どうしてもやめられない。中本幸一(仮名)は、ルックスは、当時のアイドル歌手・郷ひろみ氏と、歌手・小柳ルミ子の元夫でダンサー・大澄賢也氏をたして二で割ったような感じの、なかなかの男前。喋り口も、なかなかソフトで、甘い喋り口。そして笑顔がなかなかよく似合う男。いかにも若い女性に、もてそうな感じに見える。

加えて中本幸一(仮名)は、中学校の頃から、野球、陸上競技をやっていたスポーツマンで、筋肉ムキムキ。とは言っても、ボディビルやレスラー、関取のような太った筋肉質ではなく、野球選手やマラソン選手のような、やせ型でハリがねのような、引き締まった筋肉質。中本幸一(仮名)は、よほどこれが自慢なのか、社員旅行で部屋が同じだった私や下村康夫(仮名)の前で、酒の勢いも手伝って、上半身裸になり、ハリがね筋肉質の肉体を見せびらかしている。私も下村も唖然。

さらに酒の勢いで、「オレの○○○は巨根だ」とか「頭髪と眉毛以外の体毛を全部剃り落とした」などという自慢話まではじめ、さらに私も下村も唖然。

つまり、中本幸一(仮名)は、「自分は女性にモテモテなのだ」ということを自慢しているわけで、もちろん、離婚後も、ソープランド遊び・ソープ嬢との店外デートも、やめられない。

中本幸一(仮名)の遊びクセは、さらにエスカレートして、ソープランド遊びと同時進行で、ダンスレッスンに通い始めた。最初にこれを聞いたとき、てっきり私は「向上心」でダンスをはじめたものだとばっかり思っていたが、あとでよくよく聞いてみると、これも中本幸一(仮名)の遊び目的だった。

というのは、ダンスの世界は圧倒的に女性人口が多く、男性人口が少ない。しかもダンスでは、男性はけっこう激しい動きで女性をサポートすることが多い。中本幸一(仮名)は、運動が得意だし、大の女性好き。ダンスの世界がそういう世界だと知った中本幸一(仮名)は、あっという間にダンス教室に入った。しかしダンス教室でもレッスン代がかかる。しかもそんなに安い金額ではない。

そうすると、中本幸一(仮名)は、離婚後は、住宅ローンの返済金、養育費の支払い、ソープランド遊びの支出、ダンス教室のレッスン代がのしかかってきた。これで中本幸一(仮名)は、完全に収入よりも支出が多くなってしまう。

歌舞伎町4 

 

そうなると、中本幸一(仮名)は何をしたのかというと、支出が多い分を埋め合わせようと、サラリーローン(サラ金)から借金をした。1980年代前半は、第1次サラ金ブームで、サラリーローンは成長産業。東京都内の駅前や繁華街に行けば、サラリーローンの看板であふれかえっていた。

そういう一方で、過剰融資、過酷な取り立て、高金利の「サラ金三悪」が社会問題化。これにより、改正出資法と貸金業規制法のサラ金二法が成立・施行され、サラ金業界への法規制がはじまっていた。サラ金二法は施行されたものの、サラ金への資金需要はいっこうに減らない。サラ金の会社や店舗は、サラ金二法施行で減少したが、駅前や繁華街は依然としてサラ金の看板があふれかえっていた。

中本幸一(仮名)は、サラ金からの借金で急場は凌いだものの、根本的に支出が収入を上回っているわけだから、サラ金から借金しようがどうしようが、経済破綻は時間の問題ということになる。

加えて、この当時の上限金利は、今のように利息制限法の金利ではなく、何と年利73%。これだけの高金利だと、それこそあっという間に、金利が雪だるま式に膨らんでいく。

結局、1年もしないうちに、中本幸一(仮名)は養育費の支払いが滞ったり、サラ金への返済金が滞ったりして、会社にサラ金の取り立てから電話がかかるわ、さらに会社や社員寮に、サラ金の取り立てが出没するようになる。それだけではない。中本幸一(仮名)の元夫人が、養育費の支払いが滞っている、と言って、中本幸一(仮名)の勤め先であるポンタツ(仮名)に、矢のような督促の電話をかけてきていた。

あの当時は、携帯電話がまだない時代で、自宅か会社が連絡先になっていた時代。それで中本幸一(仮名)の支払いが滞っているといって、サラ金と元夫人が、会社に矢のような督促の電話がかかってきていたというわけである。

しかも元夫人のほうは、中本幸一(仮名)が営業に出ていて、会社に不在だったときに、会社に電話をかけてきて、養育費の支払いが滞っているから電話をかけてきていることを、中本幸一(仮名)の上司に暴露。これで一気に、会社内に、中本幸一(仮名)の養育費延滞やらサラ金借金の返済延滞がばれてしまった。これでは、会社内の中本幸一(仮名)の立場が丸つぶれになってしまう。

これで中本幸一(仮名)が一気に落ち込んでいき、仕事にも精彩を欠くようになっていく。そしてある日、中本幸一(仮名)は会社の社員寮から失踪。それっきりポンタツ(仮名)に出勤しなくなってしまった。まことに悲惨な結末である。

中本幸一(仮名)も元夫人も、両方とも創価学会員。もともとは元夫人のほうが創価学会員で、結婚を契機に中本幸一(仮名)が創価学会に入った。この一件は、中本幸一(仮名)にも、元夫人のほうにも、どちらにも責任有りと言えるだろう。が、信仰を全くしていない私から見ても「養育費を延滞なく回収したいのなら、もっと他にやり方がなかったのだろうか」と思ってしまう。

これでは、救済も何もあったものではない。失踪では元も子もなくなってしまう。創価学会員が創価学会員を破綻させたようなものだと思うが、どうだろうか。