□日蓮正宗系の悪弊からの脱出は浄土系・禅宗系を含めた全仏教宗派の寺院巡りからはじまる

 

「アンチ日蓮正宗」では、日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会の「日蓮正宗」系宗教を批判し続けてきているが、これに何とか反論しようとしているのか、日蓮正宗の信者の中で、無宗教についていろいろと批判を加えようとしている者がいる。「アンチ日蓮正宗」管理人が無宗教ということで、無宗教批判をしようという主旨らしい。又、かつてmixiに、「アンチ日蓮正宗」管理人が無宗教だと言うと、「無宗教思想を広めようとしている」だの「無宗教思想を信仰している」だのと、とんでもない見当違いな論旨を展開していた者すらいた。「龍神ひろし」「佐々木の父」「南無阿弥陀仏」らがそれである。

世間一般で言う「無宗教」とは、どこの宗派にも属していない人、どの宗教も信仰していない人を指して「無宗教」という。日蓮正宗系宗教団体に永年、でっぷりと漬かっていた人、染まっていた人、生まれたときから日蓮正宗系宗教の世界にいた人は、この「無宗教」ということがどういうことだか全く知らないし、わかっていない。これは永年、日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会の世界に漬かっていた悪弊・弊害であるということができる。

「無宗教」を知らない日蓮正宗系信者に、無宗教を語る資格は全くない。

 

それから、無宗教とは、自分で無宗教宣言をすれば、それで無宗教になれると思い違いをしている人もいるようである。「アンチ日蓮正宗」管理人が無宗教だから、ということで、日蓮正宗系宗教団体から離檀・脱会した後に、「無宗教宣言」をする人もいるようである。

しかしながら、生まれたときから「日蓮正宗」系の世界にいた人、「日蓮正宗」系の世界に20年、30年、40年の長い間、浸かっていた人は、離檀・脱会した後に、そう簡単に無宗教にはなれない。

それはなぜか。私は無宗教ですが、私は生まれたときから今日まで、ずーっと無宗教ですから、普通に無宗教として生きています。はっきり言っておきますが、私は無宗教をベースにして、浄土宗・浄土真宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・天台宗・日蓮宗・法華宗等々の旧仏教各宗派から、富士門流の寺院もキリスト教の教会も、どこでも何の不自由も何の執着もなく、行くことが出来る。

ところが、彼らは無宗教宣言しても、これができない。

日蓮正宗系宗教団体を離檀・脱会した後に、仏教各宗派の寺院巡りをする人はたくさんいらっしゃいます。そういう方々が参詣される寺院は、日蓮宗ないしは日蓮宗系、法華宗ないしは法華宗系、天台宗。そして多いのが、北山本門寺、西山本門寺、伊豆実成寺、京都要法寺、保田妙本寺、小泉久遠寺といった日蓮正宗系以外の富士門流寺院である。

彼らが絶対に行かない、ないしは行こうとしないのが浄土宗・浄土真宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・真言律宗の寺院。なぜ行かないかというと、日蓮の「念仏無間・真言亡国・禅天魔・律国賊」の四箇の格言への執着が残っているからだと思われる。

こう言うと「そんなことはない。私も寺院巡りに行っている。浄土宗の増上寺や真言宗智山派の川崎大師にも行っている」と言う。増上寺や川崎大師は初詣や修学旅行のメッカだから、行っているのかも知れないが、しかし彼らは浄土真宗の東本願寺、西本願寺、仏光寺、高田専修寺、錦織寺、浄土宗の知恩院等に行って、阿弥陀如来像に南無阿弥陀仏を唱えたり、曹洞宗の永平寺、総持寺、臨済宗の建長寺、円覚寺、南禅寺、天龍寺等に行って座禅を組んだりは、絶対にしない。

増上寺30三門 

 

「オレは浄土真宗は嫌いだ」とか、何だかんだ理由を付けて、浄土宗・浄土真宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・真言律宗の寺院を避けようとする。浄土真宗が嫌いなのではなくて、日蓮の「念仏無間・真言亡国・禅天魔・律国賊」の四箇の格言への執着が残っているからではないか。

私は、実家に浄土真宗の仏壇があるし、月参りに住職が来てお経、というか正信偈を唱えていく。檀家離檀云々になった後も、そのまんまになっている。だから違和感は全くない。

私は、無宗教をベースにして、日蓮宗ないしは日蓮宗系、法華宗ないしは法華宗系、天台宗。富士門流寺院。浄土宗・浄土真宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・真言律宗等々、どこの寺院でも参詣できる。浄土宗や浄土真宗の寺院には、行かないということはない。

日蓮正宗系宗教団体を離檀、脱会して無宗教になりたい、という意志をお持ちの方は、日蓮宗ないしは日蓮宗系、法華宗ないしは法華宗系、天台宗。富士門流寺院のみならず、浄土宗・浄土真宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・真言律宗等々を含めた全仏教宗派の寺院巡りをされてみてはいかがだろうか。浄土宗・浄土真宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・真言律宗等々の寺院に何の違和感もなく参詣して、南無阿弥陀仏を唱えたり、座禅を組むことができたら、無宗教の領域に入ったと言うことが出来よう。浄土宗・浄土真宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・真言律宗等々の寺院に行かない無宗教は、あり得ない。

ある人から「どうしたら無宗教を知らない、から脱出できるでしょうか」「日蓮正宗系宗教団体から離檀、脱会した後、どうしたらいいでしょうか」という相談を受けた。私はこうお答えした。

「日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会の「日蓮正宗」系宗教団体にいらっしゃった時は、念仏無間、真言亡国、禅天魔、律国賊、天台は過時の迹との『四箇の格言』で他宗誹謗をされたのですから、お詫びの寺院巡りをなさったらいかがでしょうか」

「日蓮正宗」系を離檀・脱会した人にとっては、浄土宗・浄土真宗の寺院に行って、阿弥陀如来像に南無阿弥陀仏を唱えるということは、相当、勇気の要ることだと聞いています。それはやはり『四箇の格言』の弊害ということもできよう。

しかし「日蓮正宗」系を離檀・脱会した人が、浄土宗・浄土真宗の寺院に行って、阿弥陀如来像に南無阿弥陀仏を唱えるということは、日蓮への全ての執着を捨て去ることにつながる。

「日蓮正宗」系宗教団体の悪弊・弊害から脱出して蘇生への第一歩は、ここからはじまると思います。

御会式22大堂