□「大衆福祉」の仮面をかぶり創価学会の布教活動の先兵役になっている公明党の政治活動3

 

公明党の政治活動は創価学会の布教活動とは無関係なものではない。創価学会の布教活動における公明党の役割は、まことに重要な位置を占めている。「比例代表選挙の投票用紙に世間一般の外部の人が『公明党』と書くのは、創価学会の入信決意書にサインするのと同じだ」という創価学会幹部。公明党の政治活動が創価学会の布教活動の先兵役になり、創価学会の布教活動に間接関与し、側面から創価学会の布教活動を拡大する役割を担っていることは明らかである。

では具体的にどのようにして、公明党の政治活動が創価学会の布教活動に間接関与しているのか。例えば、公明党は日常活動として生活相談、市民相談を行っており、これを機関紙・公明新聞で大々的に宣伝している。生活相談・市民相談を受けているのは公明党衆参両院議員から都道府県議会、特別区・市町村議会の議員の全てにわたる。では公明党議員が受ける生活相談、市民相談とは一体どんなものなのであろうか。それはこういった内容のものである。

「私の息子・娘をどうしても○○大学に進学させたい」「私の息子・娘が大学を卒業するのだが、どうか一流企業に就職させてほしい」「私の息子は創価学会男子部幹部なのだが、いつまでたっても独身で結婚しない。どうか創価学会女子部のお嫁さんをもらって結婚させたい。面倒を見てほしい」「自分が経営する会社が経営危機だ。どうにかして銀行から△千万円、×億円の融資を受けたい。面倒を見てほしい」「私の娘が重い病気にかかっている。名医さんを紹介してほしい」「リストラで失業し再就職が決まらない。創価学会幹部をやっているので、創価学会活動ができるような仕事に再就職したい」「病気で仕事ができないので生活保護を受けたい」「タクシー運転手をやっているが事故と違反で点数がなくなってしまった。面倒を見てほしい」「何とかして都営住宅に入居したいので、面倒を見てほしい」「借金まみれでもうカネを貸してくれない。都や市からカネを借りたい」「都や市で行うプロジェクトの仕事を受注したい」「息子が選挙違反事件で逮捕されてしまった。早く保釈されるように面倒を見てほしい」……こういったものだ。こうした市民相談、生活相談に対して、公明党議員はありとあらゆる政治力を使って面倒を見る。公明党議員が創価学会員のありとあらゆる面倒を見ている活動実態が、公然と生放送のテレビ番組で語られたことがある。

19999月放送の「朝まで生テレビ・徹底討論! 公明党」で、自民党衆議院議員・平沢勝栄氏が「創価学会員の犯罪があると公明党議員が『面倒を見てくれ』と警察官僚にお願いに来る」と指摘・批判したところ、公明党衆議院議員・北側一雄氏(現・公明党副代表)が「公明党議員が創価学会員の面倒を見る為に、お願いに行くのは当たり前のことだ」と開き直って認めたことがあった。

 

 

□創価学会員の信仰活動、創価学会活動そのものを根本から支えている公明党の政治活動

 

そもそも公明党議員のもとに市民相談、生活相談を持って行く人とは一体誰なのか。それは言うまでもなく創価学会員である。創価学会員は公明党議員の便宜供与のおかげで息子が希望大学に進学し、一流企業に就職し、創価学会女子部信徒と結婚して家庭をもうける。自営業や経営する会社がつぶれかかっても、公明党議員のお世話で融資を受けられるし、リストラで失業しても、創価学会活動が出来る仕事に再就職できる。交通事故や違反が重なって免許点数がなくなっても、行政処分を免れることができるし、生活費が足りなくなっても役所からカネを貸してもらえる。病気になっても名医さんを紹介してもらえるし、都営住宅や市営住宅にもわけなく入れる。そしてこれらのことを、公明党議員のお世話を受けたことは隠して、「本尊を拝んで功徳を得た」と称して、大勢の創価学会員の前で「体験発表」と称する発表を行い、創価学会員から拍手喝采を浴びる。

まさに創価学会員の信仰活動そのもの、創価学会活動そのものを公明党が支えているといえる。創価学会員は日々、仏壇の曼荼羅本尊を礼拝しているが、創価学会員にとっての本尊は曼荼羅ではなく、創価学会員にお世話をして、なにくれと便宜供与する公明党議員、「創価学会メシ軍団」のトップに立つ池田大作であり、創価学会最高指導者が実質的な「本尊」なのである。

しかし公明党議員に生活相談・市民相談をするのは100%全員が創価学会員ではなく、一部に世間一般の人がいる。これは公明党議員個人のつながりや、創価学会員や創価学会幹部の紹介等で公明党議員が世間一般の人の生活相談・市民相談に応じることもある。では一般世間の人が公明党議員に生活相談・市民相談をして、「融資が決まりました」「公共プロジェクトが受注できました」となったら、その後、公明党議員に生活相談・市民相談を持ちかけた一般世間の人は、どうなっていくのか。「あの時に融資が決まったのは、公明党議員さんのおかげ」「あの時、公共プロジェクトが受注できたのは公明党議員さんのおかげ」ということになり、次の選挙では確実にその人は公明党ないしは公明党公認候補者に投票し、公明党支持者になっていく。そしてさらには創価学会入信予備軍と化していく。つまり公明党議員の政治活動、生活相談・市民相談等々は、創価学会員の信仰活動そのもの、創価学会活動そのものを支えているばかりではない。創価学会の布教活動を根底から下支えしていると言える。かつて私は学生だったころ、K市の溝口個人会館(仮名)で、公明党K市議会議員に「普段は何をしているのですか」と質問したことがあった。するとその公明党K市議会議員は苦笑しながら「普段は支持者固めをやっている」と答えた。この公明党議員の支持者固めとは、一体どういうことを指すのか。それこそがまさに進学、就職、再就職、創価学会男子部と女子部信徒の結婚斡旋、融資、都営・県営・市営住宅入居、生活保護の受給等々、さまざまな生活相談・市民相談に応じていること。公明党議員に生活相談・市民相談をして面倒を見てもらい、お世話を受けた人たちは、創価学会員であろうが世間一般の人であろうが、公明党支持者として固められていく。これが公明党議員の政治活動、生活相談・市民相談の真の姿であり、支持者固めの実態である。「公明党は創価学会の布教活動に関与している」と言うと、創価学会員たちは躍起になって否定しようとするが、公明党は創価学会の布教活動に直接関与していなくても、公明党議員の政治活動、生活相談・市民相談、支持者固めの実態からして、公明党は創価学会の布教活動に間接的関与していると言うことができる。公明党は「大衆福祉」を掲げているが、公明党の「大衆」とは総じては一般国民だが、別しては創価学会員である。その「大衆」の面倒を見て便宜供与し、創価学会の布教活動を根底から下支えしているのだから、公明党の政治活動は「大衆福祉」の仮面をかぶり創価学会の布教活動の先兵役になっているという言い方ができよう。

市民相談1
 

(公明党の生活相談が10年連続100万件を突破したと発表している1985(昭和60)年の公明新聞)

市民相談2
 

(「昭和38(1963)以来、本年(1885)6月末現在の(市民相談の)総累計件数は18453516件に達しました」と発表している1985(昭和60)129日付け公明新聞)

結党3


(公明党結党を報道する1964(昭和39)1119日付け聖教新聞)