□宗創顕正は過去に一度も公式に「戒壇の大本尊」「日蓮本仏義」「血脈相承」を偽作と否定したことはない

 

仏教宗学研究会は1985年の創立以来、「アンチ日蓮正宗」は2005年の設立以来、日蓮正宗及び日蓮正宗系カルト宗教(創価学会、顕正会、正信会等、日蓮正宗から分派したカルト団体)の教学、指導性、カルト体質等について批判活動をつづけてきている。

ところが法華講員、富士門流執着軍団の者の中に、「アンチ日蓮正宗」(仏教宗学研究会)が、日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会と何らかの関係があるかのように錯覚している者、あるいは「アンチ日蓮正宗」(仏教宗学研究会)が、日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会と何らかの関係があるかのように錯覚せしめようと謀略工作を行っている者がいるようである。「アンチ日蓮正宗」(仏教宗学研究会)が、日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会と何らかの関係があるかのような情報は、全て100%以上のウソ、デタラメ、ガセネタである。こういうことは、今までも、ありとあらゆる機会、さまざまな場において、仏教宗学研究会として公式に表明してきていることであるが、ここではっきりと宣言するものである。

(主文)

「アンチ日蓮正宗・仏教宗学研究会・国際カルト宗教対策委員会は、日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会とは全くの無関係である」

 

こういうことは、「アンチ日蓮正宗・オフィシャルブログ」の内容を具に検証したことがある人であれば、すぐにわかることである。まず教学的な面から言えば、ものすごくわかりやすい。

「アンチ日蓮正宗」と、日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会の根本的相違は何か。「アンチ日蓮正宗」は、「戒壇の大本尊」「日蓮本仏義」「唯授一人血脈相承」「二箇相承」「日興跡条条事」「百六箇抄」「本因妙抄」「御義口伝」「本尊七箇相承」は全て「偽作だ」と否定している。

「大石寺『戒壇大本尊』日蓮無関係・後世偽作本尊論」

http://anti-nichirenshoshu.doorblog.jp/archives/cat_628695.html

「大石寺『戒壇大本尊』大石寺9世日有偽作論」

http://anti-nichirenshoshu.doorblog.jp/archives/cat_161878.html

「大石寺「日蓮本仏義」大石寺9世日有偽作論」

http://anti-nichirenshoshu.doorblog.jp/archives/cat_645663.html

「大石寺法主「唯授一人血脈相承」大石寺9世日有偽作論」

http://anti-nichirenshoshu.doorblog.jp/archives/cat_701474.html

「大石寺『二箇相承』大石寺9世日有偽作論」

http://anti-nichirenshoshu.doorblog.jp/archives/cat_193001.html

「大石寺『日興跡条条事』大石寺9世日有偽作論」

http://anti-nichirenshoshu.doorblog.jp/archives/cat_193002.html

「大石寺『百六箇抄』大石寺9世日有偽作論」

http://anti-nichirenshoshu.doorblog.jp/archives/cat_193008.html

「大石寺『本因妙抄』大石寺9世日有偽作論」

http://anti-nichirenshoshu.doorblog.jp/archives/cat_193011.html

「大石寺『本尊七箇相承』大石寺9世日有偽作論」

http://anti-nichirenshoshu.doorblog.jp/archives/cat_193013.html

 

創価学会、顕正会、正信会は、日蓮正宗の根本教義である「戒壇の大本尊」「日蓮本仏義」「唯授一人血脈相承」「二箇相承」「日興跡条条事」「百六箇抄」「本因妙抄」「御義口伝」「本尊七箇相承」について、一度も「偽作だ」と否定したことがない。創価学会、顕正会、正信会は、一度も「戒壇の大本尊」「日蓮本仏義」「唯授一人血脈相承」「二箇相承」「日興跡条条事」「百六箇抄」「本因妙抄」「御義口伝」「本尊七箇相承」を公式に「偽作だ」と言ったことはないのである。

創価学会員個人のサイトで、大石寺「戒壇の大本尊」に疑義を唱えたもの、「戒壇の大本尊」偽作説を唱えているものが散見されるようであるが、それらはあくまでも創価学会員個人の見解であって、創価学会の公式見解ではない。

日蓮正宗謀略新聞「慧妙」が、あたかも創価学会が公式に「戒壇の大本尊」を否定した見解を出しているかの如くの記事を書いたことがあるが、これは全くのウソであり、謀略記事である。

 

 

 

 

□「創価学会は戒壇の大本尊を否定した」と批判して信徒争奪戦をしている日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会

 

創価学会は2014117日の教義条項改訂の原田稔会長の見解でも、「戒壇の大本尊を受持の対象とはしない」とは言っているが、「戒壇の大本尊」を偽作だとは全く言っていない。さらに翌2015129日付け聖教新聞に発表した創価学会教学部による「教義条項改正に関する解説」の中で、創価学会は

「日蓮大聖人御自身が御図顕された十界の文字曼荼羅と、それを書写した本尊は、すべて根本の法である南無妙法蓮華経を具現されたものであり、等しく『本門の本尊』である。…したがって『本門の本尊』としては、『弘安2年(1279)の御本尊』も含まれるが、それのみが『本門の本尊』だとするものではない」(2015129日付け聖教新聞)

2014.11.7-5教義条項改正・原田指導
 

2015.1.29-3教義条項改正解説3
 

と言っており、大石寺「戒壇の大本尊」を日蓮真筆本尊のひとつだと言っている。これは過去における創価学会の日蓮正宗教学を蹈襲したものである。

顕正会も、今でも信仰活動は大石寺「戒壇の大本尊」根本であり、顕正会員は日々、大石寺の「戒壇の大本尊」の方向を向いて「遙拝勤行」をしている。

面白いのは、顕正会も創価学会の2014117日の教義条項改訂の原田稔会長の見解を取り上げて「大石寺の『戒壇の大本尊』を捨てさせた」と批判し、「創価学会員救済キャンペーン」と称して、「創価学会は『戒壇の大本尊』を捨てたから、創価学会を脱会して顕正会に入りなさい」との活動を展開。この活動に「共感?」してか、創価学会員が創価学会を脱会して顕正会に入り、顕正会員の総数が伸びているのである。

454-455戒壇大本尊否定(基礎教学書)


456-457池田板本尊偏狭こだわらない発言(基礎教学書)


458-459創価学会2002会則改変(基礎教学書)


460-461創価学会2014会則改変(基礎教学書)
 

 

(「創価学会は戒壇の大本尊を否定した」と批判する顕正会・浅井昭衛著書「基礎教学書・日蓮大聖人仏法」)

創価学会も顕正会も日蓮正宗から破門された団体なのに、「大石寺の『戒壇の大本尊』を捨てた」(顕正会)「捨てていない」(創価学会)と論争していることが滑稽に見えるのに加え、この論争で、破門団体の創価学会から、同じ破門団体の顕正会に信者が移動しているのも、全く滑稽に見えるし、摩訶不思議にも見える。

「戒壇の大本尊」を奉安堂に格蔵している日蓮正宗も、「創価学会は『戒壇の大本尊』を捨てた」と批判して、創価学会員を脱会させ、法華講員にしようと躍起になっているのだが、どうやら創価学会員は日蓮正宗のほうを向いておらず、顕正会のほうを向いているようなのである。()

それで焦ったのか、日蓮正宗は、日蓮正宗謀略新聞「慧妙」を使って「顕正会破折特集号」を造って対抗しているようなのだが、創価学会員を脱会させて自宗に入れる活動実績については、顕正会にやや遅れを取っているようである。

正信会も同様で、今でも大石寺「戒壇の大本尊」を根本とした信仰活動を行っており、「戒壇の大本尊は偽作だ」などとは全く言っていない。1980年代前半のころ、日蓮正宗僧侶が、正信会僧侶が発表した教学論文の揚げ足を取って、「正信会は戒壇の大本尊を否定した」と批判したことがあったが、いつのまにやら立ち消えとなった。なぜなら、これは正信会僧侶個人が書いた論文の揚げ足取りに過ぎず、正信会としては大石寺の「戒壇の大本尊」根本の信仰であり、「戒壇の大本尊」を否定はしていないし、偽作だとも全く言っていないからである。

198090年代にかけて、正信会は大石寺に団体で「抗議登山」を行い、大石寺外周道路から「戒壇の大本尊」遙拝をしていた。こういったことからも正信会が、日蓮正宗から破門された後も「戒壇の大本尊」根本の信仰活動を行っていることが明らかである。

 

1990正信会抗議登山1
 

(1980年代のころの正信会の大石寺抗議登山・戒壇の大本尊遙拝)