■日蓮正宗は憲法20条違反・国際人権B規約18条違反の折伏・布教を即時中止せよPART4

 

□また折伏を行じない住職や法華講員は無間地獄行きだと説法した大石寺68世早瀬日如法主

 

2021(平成33)年の日蓮生誕八百年に法華講員(日蓮正宗信徒)80万人にしろ」と、日蓮正宗の全末寺住職・僧侶・法華講員(日蓮正宗信徒)に命令を下し、毎年毎年、過酷な「折伏誓願目標」という名目の布教ノルマを押しつける日蓮正宗管長・代表役員・大石寺68世早瀬日如法主。そして「折伏誓願目標」が達成できなかった末寺住職を、大石寺の「折伏推進指導会」という場に呼びつけ、「なぜオマエの寺院は達成できないんだ」とばかりに、過酷な吊し上げ的「指導」を行わせている。これだけ過酷な指導をしても、こんな強引な折伏に消極的だったり、嫌悪する日蓮正宗の寺院住職や法華講員がかなりたくさんいるようである。2016年は、150を超える寺院・法華講が「折伏誓願目標」と称する布教ノルマが未達成で終わった。「そんな折伏に消極的な住職や法華講員がいるから、折伏誓願目標が達成できないのだ」とでも言いたいのだろうか。

大石寺68世早瀬日如法主が、2017年の新年早々、「大日蓮」20191月号の「新年の辞」で、日蓮の『阿仏房尼御前御返事』の文「いふといはざるとの重罪免れ難し、云つて罪のまぬがるべきを見ながら聞きながら置いていましめざる事眼耳の二徳忽に破れて大無慈悲なり、章安の云く「慈無くして詐り親むは即ち是れ彼が怨なり」等云々」(御書906ページ)を引いて、「折伏・育成をしない者は眼耳の二徳忽に破れて大無慈悲」と説法したのだが、それでも飽き足らないのか、201725日、大石寺客殿で行われた「20172月度広布唱題会」ではこんな説法をしている。

「御本仏日蓮大聖人様の一切衆生救済の願業を正しく承継して一天四海本因妙広宣流布を達成し、異体同心して破邪顕正の折伏を行じていくところに、今日、我ら本宗僧俗の最も大事な使命が存しているのであります。故に(日蓮遺文(御書))『曽谷殿御返事』には

『法華経の敵(かたき)を見ながら置いて責めずんば、師檀ともに無間地獄は疑ひなかるべし』(大石寺版御書全集p1040)(日蓮は)仰せられ、謗法の者を見ておいて、そのままにして折伏をしない者は、『師檀ともに無間地獄は疑ひなかるべし』と厳しく御制誡あそばされているのであります。よって一人一人がいかなる困難や障魔が競い起きようとも

『末法に於いて今日蓮等の類の修行は、妙法蓮華経を修行するに難来たるを以て安楽と意得べきなり』』(大石寺版御書全集p1762)

との(日蓮の)御金言を胸に、今こそ敢然として折伏を行じ、誓願達成へ向かって僧俗一致・異体同心して前進することが肝要であります」(20173月号「大日蓮」p52)

 

3)
 

つまり日蓮の遺文(御書)を引用して、「折伏を行じない住職や法華講員は無間地獄行きになるのだ」と、大石寺68世早瀬日如法主は言いたいようである。自分たちの意に沿わない人、自分の言うことを聞かない人、自分に随おうとしない人に、「オマエは無間地獄行きだぞ」と言うのは、日蓮正宗、創価学会、顕正会等「日蓮正宗系」カルト宗教の得意技である。

 

 

□日蓮正宗の皆さんは無限地獄行きが待っている日蓮正宗などお辞めになられたらどうですか

 

大石寺68世早瀬日如法主が「折伏をしない者は無間地獄行きだぞ」と説法するのは、もちろん今回が初めてではない。例えば201521日、大石寺客殿で行われた「20152月度広布唱題会」でも、こんな説法をしている。

(日蓮は)邪宗邪義の害毒によって苦悩に喘(あえ)ぐ、末法(まっぽう・釈迦如来入滅後2000年以降の時代のこと)本未有善(ほんみうぜん・成仏の善根が全くないこと)の衆生を救済するための具体的実践方途こそ、折伏であることを明かされ、(日蓮門下の)弟子檀那一同に対して、一向に折伏を行じていくべきことを御教示あそばされているのであります。さらに(日蓮遺文(御書))『曽谷殿御返事』には『法華経の敵(かたき)を見ながら置いて責めずんば、師檀ともに無間地獄は疑ひなかるべし』(大石寺版御書全集p1040)(日蓮は)仰せられ、謗法の者を見ておいて、それを黙過し、折伏もしない者は『師檀ともに無間地獄は疑ひなかるべし』と、厳しく御教示あそばされているのであります。」」(20153月号「大日蓮」p52)

 

3)
 

ここでも大石寺68世早瀬日如法主は、日蓮遺文(御書) )『曽谷殿御返事』の『法華経の敵(かたき)を見ながら置いて責めずんば、師檀ともに無間地獄は疑ひなかるべし』を引いて、「折伏を行じない住職や法華講員は無間地獄行きになるのだ」と説法している。この説法は明らかに、日蓮正宗の中にいる、折伏に消極的だったり、嫌悪する日蓮正宗の寺院住職や法華講員をターゲットにしているもので、「日蓮正宗では、折伏・布教をしない信仰は許されない。そんなことをしていたら無間地獄行きだぞ。文句を言わずに折伏をやれ」という法主の意図が明らかに読み取れる。つまり強制的に折伏をやらせようとしているわけだが、しかしながら、日本国憲法20条には、

「何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない」とあるわけだから、日蓮正宗の強引な折伏・布教はこの規定に違反するものである。さらに日本が1978年に署名し、1979年に批准した国際人権規約の自由権規約(国際人権B規約) 18条の規定

2 何人も、自ら選択する宗教又は信念を受け入れ又は有する自由を侵害するおそれのある強制を受けない。」

とあるので、この規定にも明確に違反していることは明らかではないか。

もうひとつ言うと、日蓮正宗の信仰とは、ずいぶんと矛盾に満ちたものである。日蓮正宗の外側にいる人たちに向かって、「そんな生き方ではダメだ。成仏できない。日蓮正宗に入信しろ」と言いながら、他方では「折伏しない者は無間地獄行きだ」と脅迫する日蓮正宗。それなら敢えて言おう。

日蓮正宗の僧侶や信徒のみなさんは、そんな無限地獄行きが待っている日蓮正宗など、お辞めになられたらどうですか。私は無宗教ですが、自分の意に沿わない人に「無間地獄行きだ」なんて言いませんし、今まで一度も行ったことはありませんよ。()

 

2)
 

(日蓮正宗信徒を前に「折伏しない者は無間地獄行きだぞ」と説法する大石寺68世早瀬日如法主・「大日蓮」平成292月号より)