□知恩院三門も大石寺三門も江戸幕府将軍建立の堂宇だから外観がそっくりになるのも当然か

 

そっくり伽藍・堂宇は、まだまだある。大石寺の表玄関にそびえ立つ「三門」が、浄土宗総本山・京都知恩院の三門にそっくりなのである。二つの写真を掲載するので、よく見比べていただきたい。

知恩院の三門は、1621(元和7)年、江戸幕府二代将軍・徳川秀忠の命により建立された堂宇。高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚。その構造・規模において、日本現存の木造建築の門として世界最大級の門である。2002(平成14)年に国宝に指定されている。

大石寺の三門は、1712(正徳2)年、江戸幕府六代将軍・徳川家宣が富士山の巨木70本、御台所・天英院が黄金1200粒を寄進。6年の歳月をかけて1717(享保2)年に完成した門。間口24メートル、奥行11メートル、高さ22メートルで、高さは知恩院三門と大差がないが、間口、奥行きは知恩院三門と比べるとかなり小型である。

知恩院三門も、大石寺三門も、どちらも江戸幕府将軍の命により建立された堂宇だから、外観がそっくりになるのも、当然と言えば当然なのかも。

 

三門2
 

 

(「アンチ日蓮正宗」管理人撮影の知恩院三門)

 

三門6(知恩院)
 

 

(知恩院刊行の小冊子「知恩院」に載っている知恩院三門)

 

 

三門7(1993大石寺案内)
 

(大石寺刊行の1993年版小冊子「大石寺案内」に載っている大石寺三門の写真)