□大石寺法主(日蓮正宗管長)に次ぐナンバー2八木日照総監が3月、4月の重要行事を欠席

 

日蓮正宗では大石寺法主(日蓮正宗管長・代表役員)に次ぐナンバー2である八木日照総監が、20183月、4月の重要行事をたてつづけに「謎の欠席」をしている。順を追って見てみよう。

八木日照総監は、201838日、東京渋谷区の富士学林大学科(法教院)で行われた「第27回富士学林大学科卒業式」には、大石寺68世早瀬日如法主(日蓮正宗管長)、藤本日潤重役(富士学林長)、佐藤日学大石寺主任理事(富士学林理事)ら日蓮正宗首脳らといっしょに出席している。ところが、つづく324日・25日の両日に行われた「法華講連合会春季総登山会」には姿を見せていない。324日は、大石寺大書院で、日本全国各地から大石寺に登山してきた法華講支部講頭を集合させた「法華講講頭会」を、八木日照総監は欠席。

さらに翌日、大石寺広布坊をメイン会場に、客殿、大講堂、仮御影堂(奉安殿)、各宿坊をサブ会場にして行われた「第55回法華講連合会総会」を欠席。

さらにつづけて328日、大石寺六壺で行われた少年得度者18名の「得度式」を欠席。さらに「得度式」にひきつづいて大石寺大書院での「総本山大石寺大坊在勤式」を欠席。

4月に入ってからは、46日・7日の両日、大石寺で行われた「霊宝虫払い大法会」を八木日照総監は欠席している。ここにあげた「法華講講頭会」、「法華講連合会総会」「得度式」「総本山大石寺大坊在勤式」「霊宝虫払い大法会」といった行事は、大石寺法主(日蓮正宗管長・代表役員)を筆頭に、総監、重役といった日蓮正宗首脳が列席する行事である。特に、「霊宝虫払い大法会」は、11月の「御大会」(ごたいえ・大石寺の御会式)と並ぶ日蓮正宗の二大行事とされる重要行事である。こういう重要行事を、日蓮正宗のナンバー2である総監が欠席するなど、有り得ない話しである。

日蓮正宗の宗務総監は、日蓮宗、真宗大谷派(東本願寺派)、浄土真宗本願寺派(西本願寺派)等々の宗派の宗務総長に当たる役職ではある。しかしながら、日蓮宗、真宗大谷派(東本願寺派)、浄土真宗本願寺派(西本願寺派)等々の宗派の宗務総長は、宗会で選出され、包括宗教法人の代表役員を兼任する、行政のトップであるのに対して、日蓮正宗の宗務総監は、日蓮正宗内部の行政、司法、信仰活動、宗教活動の絶対専政君主である大石寺法主(日蓮正宗管長)が任免する、大石寺法主(日蓮正宗管長)の補佐役に過ぎない。宗務総監は、包括宗教法人・日蓮正宗の責任役員ではあるが、代表役員ではない。包括宗教法人の代表役員は、大石寺法主(日蓮正宗管長)である。とはいっても、大石寺法主(日蓮正宗管長)の元で宗務院各部を監督したり、宗務院主任、書記を任免したり、末寺住職が信徒を除名などの懲戒処分に付するときは、総監の承認を要するなど、一定の権限は持っている。

こういった重要な職である日蓮正宗の宗務総監が、日蓮正宗の重要行事を欠席する理由として考えられるのは、健康問題である。他の宗派・伝統仏教教団では、首脳内部の対立で、重要行事を欠席するというのは有るが、大石寺法主絶対専政の日蓮正宗ではまず考えられない。法主専政体制の中で、意見対立を起こせば、即刻、首が飛んでしまうからである。

 

2018.3.24-25法華講連合会春季総登山会1


2018.3.24-25法華講連合会春季総登山会2


2018.3.24-25法華講連合会春季総登山会3
 

(八木日照総監欠席の324日・25日の両日に行われた「法華講連合会春季総登山会」)

 

 

 

 

□「戒壇の大本尊・煤払いの儀」の大石寺法主の介添え役を務めている佐藤日学大石寺主任理事

 

八木日照総監は、1935(昭和10)年生まれの、今年83才。年齢的に言っても、健康上の問題が出てきても、不思議ではない。したがって83才という高齢の宗務総監が、仮に病に倒れたとしても、日蓮正宗の「強引・執拗・非常識な折伏」路線そのものに与える影響は、さほど大きくないかもしれない。

それでは、法主の後継者問題はどうなるのか。大石寺法主の代替わりは、そのまま日蓮正宗管長の代替わりであり、即ちそれは日蓮正宗の絶対専政君主の代替わりということである。

現在の日蓮正宗管長は大石寺68世早瀬日如法主であり、日如法主は八木日照総監と同じ1935(昭和10)年生まれの、今年83才。

昭和以降に大石寺法主に登座した人物は必ず宗務総監を歴任している。

■大石寺60世日開 宗務総監→法主

■大石寺61世日隆 宗務総監→学頭→法主

■大石寺62世日恭 宗務総監→学頭→法主

■大石寺63世日満 宗務総監→法主

■大石寺64世日昇 宗務総監→法主

■大石寺65世日淳 庶務部長・教学部長→宗務総監→重役→法主

■大石寺66世日達 庶務部長→宗務総監→法主

■大石寺67世日顕 教学部長→宗務総監→法主

■大石寺68世日如 庶務部長→宗務総監→学頭→法主

いくら何でも、日如法主と同じ年齢の八木日照総監が後継者になるとは、とても考えにくい話しである。さらに現宗務役員を見ても、藤本日潤重役は、八木日照総監の実兄で、総監よりもさらに年齢が上。秋元日高庶務部長も老齢で、日如法主の後継者と考えるのは無理がある。

さらにその下の世代となるのが、阿部信彰布教部長、水島公正教学部長、漆畑行雄海外部長、梅屋誠岳渉外部長である。しかしながら、阿部信彰布教部長は、「網走得成寺・里内信徳暴行事件」、水島公正教学部長は健康問題、漆畑行雄海外部長は、富士妙蓮寺門流出身という他門流出身の出自履歴、梅屋誠岳渉外部長は、主任、副部長時代から「渉外部」一筋で、庶務部長・教学部長といった宗務院中枢の経験がないことが、ネックになっている。

そこで最近台頭してきたのが、「霊宝虫払い大法会」の「戒壇の大本尊・煤払いの儀」の時に、大石寺法主の介添え役を務めている佐藤日学・大石寺主任理事(大石寺百貫坊住職)である。「戒壇の大本尊・煤払いの儀」の法主介添え役は、本来、宗務総監が務めてきた役であるが、ここ数年は、総監に代わって佐藤日学大石寺主任理事が、勤めている。八木日照総監欠席の今年の霊宝虫払い大法会の法主介添え役も、佐藤日学・大石寺主任理事であった。

総監がどうなるのか、大石寺68世日如法主の後継者問題がどうなるのか、目が離せないところである。

 

2018.4.6霊宝虫払い大法会1
 

(201846日・7日大石寺・霊宝虫払い大法会を報じる「大日蓮」20185月号・「戒壇の大本尊・煤払いの儀」の大石寺法主の介添え役を務めたのは佐藤日学・大石寺主任理事)

 

戒壇大本尊煤払1
 

(「戒壇の大本尊・煤払いの儀」・法主は大石寺66世日達・介添え役は早瀬日慈総監・「原進写真集」より)