大石寺僧侶・左京阿闍梨日教の著書「百五十箇条」「類聚翰集私」「六人立義破立抄私記」に全文引用されている「二箇相承」が大きく食い違っており、特に「日蓮一期弘法付嘱書」「身延山付嘱書」の内容がアベコベになっている。しかも大石寺版御書全集、創価学会版御書全集に載っている京都要法寺13祖日辰書写の「二箇相承」と大石寺僧侶・左京阿闍梨日教の二箇相承写本が大きく食い違っている。本当に日蓮が遷化時に書いた「二箇相承」が存在していたら、こういう食い違いが起こるはずがない。これは「二箇相承」が偽書である証拠である。大石寺59世堀日亨、日蓮正宗僧侶・山口範道氏、法華講員・松本佐一郎氏が言い訳しているが、「二箇相承」が偽書であることを覆す反論になっていない。法華講員の中でYouTubeやネット上で「二箇相承」偽書論への反論を試みている者がいるが、その者たちは江戸時代の古文献に「二箇相承」が出ているから「二箇相承は新書」などという、まるで無智蒙昧丸出しの幼稚極まりない妄説を並べているだけ。顕正会は「二箇相承」を根拠に国立戒壇を唱えているが、「二箇相承」偽作論に対しては、全く反論していない。