□アンチに撃退されても撃退されても上野駅13番線・東京駅に出没しつづける顕正会カルト信者

 

2000年代から2010年代にかけては、JR上野駅、JR東京駅界隈で、顕正会のカルト信者によるこんな「強引・だまし討ち折伏事件」が続発している。

JR上野駅13番線ホームからは、かつて北斗星定期2往復、臨時1往復、カシオペア1往復、あけぼの1往復、北陸1往復、そして臨時寝台特急エルム1往復が発着。16時から23時台までの間に7本の寝台特急が発車していた。しかしエルムも、あけぼのも北陸も廃止になり、さらに、2015314日のダイヤ改正を以て、JR東日本とJR北海道が、19883月の青函トンネル開業以来、営業運転してきた寝台特急「北斗星」の廃止を発表した。これは2016年度に開業する北海道新幹線を見据えていること。そして旧国鉄時代に製造された客車寝台を改造した車両も老朽化が進み、ついに限界に来たものである。

JRの寝台特急カシオペア、北斗星などの花形寝台特急が上野駅13番線ホームから発車する時刻が近づいて来ると、寝台特急の写真や動画を撮影しようと、数多くの鉄道ファン、鉄道オタクから写真家、動画撮影家たちが集結。寝台特急に乗車する乗客と、写真や動画を撮影しようとする人たちで上野駅13番線は、たくさんの人でごった返す。その上野駅13番線に集結する人を狙って、日蓮正宗系カルト教団・顕正会への強引・執拗で非常識な折伏・勧誘を繰り返すカルト信者が、毎日のように出没していたのである。最も数多くアンチに目撃され、アンチに撃退されつづけているのが、自称「前川原某」を名乗る顕正会員である。自称・前川原というのは、当人は「前川原某」なる名前を名乗っているが、本名かどうかは不明。世間の常識で言えば、全く見ず知らずの人に、いきなり個人情報を教える人はいないが、彼らカルト信者に、世間の常識を持つ人は皆無だから、「前川原某」なる名前が本名かどうかは何とも言えない。そこでここでは通称名「前川原某」と書くことにする。

英昭彦が最初にJR上野駅13番線ホームで「前川原某」と遭遇したのは、今から2000年ぐらいのころのこと。あの当時、私は自主映画、インディーズ映画や自主映像の撮影・制作を手がけていて、上野駅13番線ホームでも写真を撮ったり、動画を撮ったりしていた。そこで遭遇したのが「前川原某」。時間帯も、これから寝台特急の発車が近づいて来るころであった。「前川原某」は無精ヒゲに、数日、顔を洗っていないかのような浅黒い顔をし、似合わないメガネをかけ、頭髪も何となく汚らしい。着ている服も、長らく洗濯していないんのような服を着ていて、おおよそ清潔感とはほど遠い格好をしていた。「前川原某」は、いきなり英昭彦に住所と名前を告げてきて、「鉄道に興味ありますか」的な話しをしてきた。あの当時はまさに上野駅13番線ホームから16時から23時台までの間に7本の寝台特急が発車していたころのこと。「前川原某」は、私を鉄道ファンの一人と勘違いして、声をかけてきたと思われる。英昭彦も最初は、この男も上野駅から発着している寝台特急に、ストーカーのようにつきまとっている鉄道ファンか鉄道オタクの一人だとばっかり思っていた。


上野13番線発雪をかぶった北斗星3号EF81-3
 

(上野駅13番線ホームから発着する寝台特急「北斗星」)

 

 

 

□上野駅のみならず東京駅ホーム・尾久車輌センター等の鉄道イベントにも出没する顕正会信者

 

鉄道の話しをさんざんした後、この「前川原某」なる者、こんなことを言い出した。

「じゃあ、ボクといっしょに常盤台に行きましょう」「常盤台?」「そうです。東武東上線の常盤台(東京都板橋区常盤台)です」「はあ?、どうして常盤台に行かなくてはならないのか」「常盤台には鉄道に詳しい先輩がいます。もっと楽しい鉄道の話しが聞けますよ」「鉄道に詳しい先輩?。誰ですか、それは」「…」…

こんな会話になった。常盤台といえば、日蓮正宗系カルト教団・顕正会の本部があった所。2000年に顕正会本部は、埼玉県さいたま市大宮に移転し、常盤台の旧本部は東京会館になったということだが、顕正会は昭和40年代の「日蓮正宗妙信講」と名乗っていた時代から、東京都板橋区常盤台に本部をかまえていたことぐらいは、英昭彦も知っていた。「鉄道の話しをしたからと言って、なぜ私が常盤台に行かなくてはならないのか」「常盤台には何があるのか」…。

この英昭彦の質問に、「前川原某」は「鉄道に詳しい先輩がいる」と言っていたが、そのうち、「とにかく常盤台に行こう。そうすればわかる」を繰り返すのみ。ここで延々と、英昭彦と「前川原某」の間で、常盤台に行く、行かないの押し問答になった。押し問答がつづく中、英昭彦が一言。「その常盤台って、まさか顕正会じゃないよね」

この一言に、ようやく「前川原某」が勧誘を諦め、上野駅13番線ホームから立ち去っていった。

「やたらしつこいヤツだったな」と思っていたが、それから英昭彦が「mixi」や「GREE」で「アンチ日蓮正宗」コミュを立ち上げ、アンチ活動を本格化。インターネット情報を検索していくうちに、この「前川原某」なる者は、英昭彦が最初に直感したとおり、顕正会のカルト信者で、上野駅13番線ホームに詰めかけている鉄道ファンに次々と声をかけて、顕正会への強引な勧誘を繰り返しているバカ者であることが判明した。ユーチューブでも「前川原」「顕正会 前川原」「前川原貴志」「顕正会 蝉川原」等で検索すると、上野駅13番線ホームに出没する「前川原某」、アンチとトラブルになっている「前川原某」の動画がどんどん出てくる。インターネット情報によれば、この「前川原某」は、アンチに撃退されても撃退されても、執拗に顕正会への勧誘を繰り返してトラブルを巻き起こしている様子。駅ホームは、公共交通機関である列車・電車に乗降する人が集まる公共の場である。そんな公共の場で、手当たり次第に声をかけて顕正会に強引に勧誘しようとする行為は、重大な迷惑行為であり、違法行為である疑いがある。さらに鉄道の話しをしておいて、顕正会会館に誘いこんで顕正会に入信させようとする行為は、「だまし討ち折伏」であり、詐欺まがいの迷惑行為である。さらにユーチューブ情報によれば、上野駅ホームで「だまし討ち折伏」をする「前川原某」の迷惑行為についてJR東日本・上野駅に苦情が入り、「前川原某」が駅員や鉄道公安官に連行されて事情聴取されたこともあるようだが、逮捕には至っていないもよう。「前川原某」は、アンチに撃退されようがJR東日本・上野駅に苦情が入ろうが、顕正会への強引な勧誘をやめていないようす。さらに上野駅だけでなく、サンライズ瀬戸・サンライズ出雲が発車するJR東京駅ホームやJR尾久車輌センターで行われている鉄道イベントまでにも出没して、顕正会への強引な勧誘を繰り返している。こういったことからして、カシオペア、北斗星が廃止になっても、「前川原某」は性懲りもなく、クルーズトレイン四季島、クルーズトレイン・カシオペアがJR上野駅から発車する時刻、サンライズ瀬戸・サンライズ出雲が発車する東京駅ホームや尾久車輌センター等での鉄道イベントに出没して顕正会への勧誘をつづけている。今後とも、この男には充分な注意が必要である。

 

前川原貴志2
 

(ユーチューブを検索すると出てくる「前川原某」の情報)