聖教新聞を読むと、やたら「人間主義」だの「人間尊厳」だの「平和指導者」だのと池田大作名誉会長を絶賛する記事が目立つ。しかし本当に創価学会は人間主義・世界平和の団体なのか。池田大作名誉会長は1970年代の東西冷戦の時代から、世界各国の指導者と会見してきているが、それらの国や指導者を見ると、独裁国家、独裁的指導者が実に多い。軍事独裁のパナマ、共産党一党独裁の中国、ソ連は言うに及ばず、大虐殺をしたポルポト政権のカンボジア、さらに冷戦時代はソ連の衛星国で、共産党一党独裁だったルーマニア、ブルガリア、ポーランドが出てくる。特に特筆すべきは、池田大作名誉会長は19836月に、ルーマニアの独裁者・チャウシェスク大統領と会見している。このチャウシェスク大統領という人は、1965年に政権を握り、秘密警察を使って自由言論を全て弾圧。経済政策の失敗で、国民は飢餓地獄の生活になり、食糧が配給制になってしまったくらい。そして198912月、ルーマニア革命がおきてチャウシェスク大統領夫妻は逮捕され、軍事法廷で死刑判決が下され、即日、1225日、銃殺刑になった。これがニュース映像で世界に流れ、世界中の人が衝撃を受けた。すると池田大作名誉会長は翌年の17日、東京のルーマニア大使館を訪れ、まるで手のひらを返したように、自分がチャウシェスク大統領と親交があったことはタナに上げて、ルーマニア革命を絶賛している。これが創価学会の人間主義・平和主義なのか。