教学や勉学が好きな人からの質問に対する回答。全ての人に「こうしたほうがいい」と言っているわけではない。教学的知識を活かしていきたいと考えている人だけ限定である。御書全集(平成新編・創価学会版)は捨てないで保管する。カルト離脱の時に捨ててしまった人で、今さら平成新編御書全集や創価学会版御書全集は買いたくないという人は、「日蓮聖人遺文全集全4巻」が池上本門寺前商店街の中の日蓮宗新聞社の店に売っている。ただし無理して買う必要はない。

御書全集・遺文全集に載っている全ての遺文・真書・偽書・真偽未決書も全て最初から最後まで読んでみることが第一。平成新編・創価学会版は古文読み下し文だが遺文全集は漢文のままが多数ある。現代語訳が載った本(創価学会員が造ったもの)が売られている。ネット版もある。ただし全てが正確な現代語訳ではない。間違い箇所が多々有る。古語辞典・漢和辞典でよく調べたほうがいい。真書、偽書の仏教宗学研究会の見解は日蓮宗と同じではない。見解が異なるものが多々ある。 富士宗学要集全10巻を持っている人(買った人)は全十巻を最初から最後まで読んでみることが第一。1巻相伝信条部は百六箇抄全文・本尊七箇相承・本尊三度相伝等が載っている。2巻宗義部は三位日順・左京阿闍梨日教の著書が載っている。5巻宗史部は祖師伝・家中抄・富士大石寺明細誌が載っている。8巻史料類聚は曼荼羅脇書が載っている。なかなか読み応えがある内容である。ホントに全部読んだら、間違いなく大石寺教学や歴史に不信を持つであろうと思われる。