日昭、日朗、日向、日頂授与の本尊があるのに日興授与の本尊がない・日興門流は曼荼羅本尊正意なので焼失・紛失・盗難はとても考えにくい。日蓮真筆御本尊集 17.18は日朗の授与書はないが日朗授与本尊・81臨滅度時の本尊は日朗名はないが日朗相伝の本尊(池上本門寺・鎌倉妙本寺・平賀本土寺は日朗在世から日朗門流の三本三長一寺) 35は日向の名はないが日向授与の本尊として茂原藻原寺に伝承する曼荼羅本尊。 日蓮は曼荼羅本尊に授与書を書かずに授与したケースもあった。 大石寺67世日顕法主が19874月の霊宝虫払い大法会の説法で

「末法万年の一切衆生救済の本尊(戒壇の大本尊のこと?)を日興上人に委ねたから」

と言っているがこれは詭弁である。 万年救護の大本尊が日興授与の本尊として日興門流・保田妙本寺に伝承(日興の授与書はない)・この本尊は図顕後は身延山草庵に祀られていて弘安三年三月の臨滅度時の本尊の図顕後に日興に授与されたと伝承している。 他に日興授与が考えられる本尊は?文永・建治の本尊で授与書がない大石寺・北山本門寺格蔵の本尊?ということになる。しかし該当の文永の本尊はない。建治の本尊のみ。 F1建治元年11月の本尊(大石寺格蔵)33建治22月・北山本門寺格蔵の「鉄砲曼荼羅」・F2建治24月の本尊(北山本門寺格蔵)

京都要法寺に格蔵する「文永九年正月元日・称徳符法の大本尊」(日興授与)は偽筆・文永1078日佐渡始顕本尊より前・日蓮筆跡と異なる偽筆の曼荼羅本尊である。