大石寺の自称「日蓮歯骨(御肉牙)」は50年に1度の日蓮遠忌法要と法主の代替わり法要の時のみに公開される。近年では1931年の日蓮650遠忌(日開)1961年の日蓮680遠忌(日達・特別に奉修)1981年の日蓮700遠忌(日顕)の時。1980年の日顕代替わり、2006年の日如代替わりの時に公開された。次は2031年の日蓮750遠忌の時である。

1 1573(元亀4)77日 大石寺14世日主の霊宝虫払い記録(富士宗学要集8p43)に日蓮歯骨は記載なし。大石寺最古の虫払い記録。

2 1580(天正8)77日 大石寺14世日主の霊宝虫払い記録(富士宗学要集8p44)に日蓮歯骨の記載なし。

3 1617(元和3)424日 京都要法寺18祖日陽が大石寺に参拝した記録「祖師伝付録」には「霊宝等残らず頂拝す」(富士宗学要集5p59)とあるが、日蓮歯骨内拝の記述はない。当時の大石寺当住法主は要法寺出身の大石寺15世日昌であり、要法寺高僧が大石寺に参拝したとなれば日蓮歯骨が本当に存在していたら内拝させないはずがない。「戒壇の大本尊」は内拝している。したがってこの当時、大石寺に日蓮歯骨は存在していなかった。

4 大石寺法主によって日蓮歯骨の伝承(日蓮⇒日興・日蓮⇒日目)がバラバラである。本当に日蓮からの伝承なら、バラバラになるはずがない。

A 大石寺17世日精は「家中抄」(富士宗学要集5p184)で「日蓮⇒日目」相承と言っている

B 大石寺48世日量は「冨士大石寺明細誌」(富士宗学要集5p335)で「日蓮⇒日目」相承と言っている。

C 大石寺67世日顕は「代替わり法要・御生骨説法」(大白法1980416日号)で「日蓮⇒日目」相承と言っている

5 本当に自称「日蓮歯骨(御肉牙)」が日興の代から存在していたら、現在、保田妙本寺か小泉久遠寺にあるはず。大石寺vs日郷門流の紛争で大石寺御影像が大石寺⇒小泉久遠寺⇒保田妙本寺に移っている。

6 自称「日蓮歯骨(御肉牙)に肉がくっついている」との大石寺の伝承は全くのウソ

☆歯科医師の見解

「自然に抜け落ちた歯であれば、抜け落ちる時に肉が付いて脱けるということは、まずない」

「歯槽膿漏が悪化した状態で歯が抜け落ちた時は多少の歯肉がついて脱けるということはある」

「歯槽膿漏が原因で歯が抜け落ちるケースでは周辺に歯石がくっついている場合が多い。歯肉、肉牙がついて脱けることは、まずあり得ない」

「無理に抜歯すると周辺の腐った肉がくっついて脱けるということはある」

「いずれにせよ、歯を包み込んでしまうほどの歯肉がくっついて脱けることは、あり得ない」

「歯がグラグラして自然に抜け落ちたということであれば、歯に歯肉はつかない」