さらに、日蓮正宗の233億円、創価学会の4372億円、顕正会の451億円の機関紙収入やら金集めには、もうひとつ別の問題がある。

それは、日蓮正宗・創価学会・顕正会・正信会…らは、いずれも日蓮から相伝したと日蓮正宗が自称し、大石寺に格蔵している「本門戒壇の大御本尊」なる名前の板本尊や日蓮から日興だけが相伝したものであるとする「二箇相承書」「御本尊七箇相承」「産湯相承書」「御義口伝」「百六箇抄」「本因妙抄」「御肉牙」といった「相伝書」「血脈相承」なるもの、さらに彼らが大石寺に偽造した日蓮の墓なるものを楯にとって、毎年のように数千億円もの莫大なカネを信者から集めているが、しかし日蓮正宗や創価学会、顕正会、正信会などが我が物顔に盾に取っている「本門戒壇の大御本尊」なる板本尊や「相伝書」「血脈」なるものは、日蓮真筆の本物である証拠は何一つなく、 逆に明らかな後世の人の偽造とする証拠は、山のようにたくさんあるのである。

日蓮正宗総本山大石寺にある「本門戒壇の大御本尊」なる板本尊や「日蓮の真骨」「日蓮の墓」「日蓮の御肉牙」「日蓮の最初仏」なるものは、すべて後世の偽作・ニセものであり、日蓮正宗法主の「血脈相承」である「二箇の相承書」「日興跡条条事」「百六箇抄」「本因妙抄」といったものは全てが後世の者がでっち上げた偽作である。

戒壇本尊1


つまり、日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会などが行っている、信者からの金集めは、「詐欺」の疑いがあるのである。

 

しかも、日蓮正宗、創価学会、顕正会、正信会ら…は、大石寺の「本門戒壇の大御本尊」なる名前の板本尊などが、日蓮の真筆であることを証明するもの、本物である証拠は何も示さず、信者にただ盲目的に絶対服従することを強要しているだけ。

日蓮正宗大石寺も創価学会も顕正会も正信会も、その他のいずれの分派団体も、信者に対して、大石寺の「本門戒壇の大御本尊」なる板本尊に絶対的服従することを強要していながら、それが日蓮真筆である証拠を何一つ示していない。ただ「信じろ」の一点張りなのである。

いわば、「本物だから疑うな」式に、信者を無理やりに信じ込ませた上で、大石寺の「本門戒壇の大御本尊」への絶対的な信仰を押しつけ、この本尊への供養であるという大義名分を立てて、金集めをしているのである。

 

近代になってからでも、大石寺の「本門戒壇の大御本尊」なる板本尊は後世の偽作なのではないかとの指摘が各方面からなされてきた。当初は他宗派からのものであったが、近年は日蓮正宗の内部にいた人たちから、偽作論が沸き上がっているという始末である。

他の日蓮宗や宗教学者・研究者らは「本門戒壇の大御本尊」なる板本尊を「筆跡鑑定」や「炭素14年代測定法」等の科学鑑定をするよう、日蓮正宗に要求している。

これに対して日蓮正宗は、1950年代に「悪書『板本尊偽作論』を粉砕す」という著書を書いているが、感情的議論を展開しているだけで、理に詰まると、至る所で平気で大ウソをついたり、ハッタリやデマカセを述べたり、相手の些細なことの揚げ足取りをしたり、さらには頭が悪いだの気がふれているだの物の怪に憑かれているだのと、ただ感情的に相手を罵って議論を煙に巻こうとしているだけで、内容的には、まるで板本尊が本物である証明にもなっていなければ、反論すらにもなっていないものである。

学者らの科学鑑定の要求に対しては、拒否あるいは黙殺している。

 

 

極めて単純な理屈からいえば、ただの石ころを「ダイヤの原石だ」と言って人に売りつければこれは詐欺だ。ニセモノの一万円札を「本物だ」と偽って買物に使うことは犯罪になる。

同じように本当は後世の偽作であるにも関わらず「日蓮真筆の本物だ」として内拝料を取り、それを安置する建造物を建設するとて供養金を集め、信者に機関紙などを売りさばけば、これも詐欺ではないのか??ということである。

こんなのは、ほんの入口のはなしである。