■鳥本雄行(とりもとゆうぎょう・1962)

 

元日蓮正宗僧侶・福生寺住職

元日蓮富士門流札幌談所主管

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日蓮正宗大石寺67世阿部日顕が現役法主だったときに、一般得度で僧侶の道へ。

僧侶になった後、大石寺で在勤後、教師に昇格。さらに関西地方の寺院に在勤僧侶として在勤後、和歌山県有田市にある日蓮正宗寺院・福生寺の住職に任命されて赴任。

平成16(2004)718日、福生寺住職を辞職。その後、日蓮正宗僧侶を自ら辞している。

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2008年に北海道網走市の日蓮正宗寺院・得成寺住職・里内信徳氏にまつわる「不行跡」が得成寺信者の通報で宗務院に入り、阿部日顕の長男である阿部信彰庶務部長が得成寺に出向いて里内信徳氏を査問。この時に阿部信彰庶務部長が里内信徳氏を暴行するという事件に発展。

里内信徳氏が阿部庶務部長を刑事告訴するという事態になった。日蓮正宗宗務院は、刑事事件にするのではなく、内々に事を納めようとして里内信徳氏を指導するも、里内信徳氏が聞き入れず、2009年に宗務院は里内信徳氏を住職罷免(ひめん・解任)・擯斥(ひんせき・破門)処分に、暴力事件を起こした阿部信彰庶務部長を謹慎処分とする。

里内信徳氏は擯斥後も寺院に居座り続け、法華講得成寺支部は宗門派と里内派に分裂。

しばらく得成寺は、里内信徳氏と里内派の法華講が活動していたが、突然、里内信徳氏が信者に何も告げずに、宗務院と和解して得成寺から退去し、行方不明になってしまう。

こうなると里内派の信者は、見事に里内信徳氏に裏切られた形になってしまったわけですが、この里内派の信者の拠点に現れたのが、この鳥本雄行。

鳥本雄行は、「河辺慈篤氏から河辺メモは本物だと聞いている。戒壇の本尊は偽作だ。妙本寺の万年救護の大本尊こそ本物」等々という、いかにも信者が飛びつきそうな話をして、里内派の信者をまとめ上げ、札幌市内の自宅を「日蓮富士門流札幌談所」として2009年にオープンさせ、保田妙本寺の法縁を名乗った。保田妙本寺と札幌談所は本末関係にはないとのこと。本末関係ではないが、鳥本雄行は保田妙本寺52代鎌倉日誠貫首の法縁として認証されたとのことで、札幌談所の信者は、「保田妙本寺信徒」を名乗っていた。

さらに札幌談所公式サイトとして「南無妙庵」を開設。日蓮正宗からの離檀者を受け容れていた。

201111月、札幌市手稲区の市営住宅山口団地の10件の不審火火災事件で、建造物等以外放火容疑で逮捕される。

札幌談所と公式サイト「南無妙庵」は即日閉鎖になる。